仙台日記
10月25日 (1日目)
朝5時に目が覚めました (寒くて)。
まあちょうどいいやと思って出掛ける事にしましたが、着るものがないということに気付きました。 去年の僕はいったい何を着て過ごしていたのでしょうか、知ってる方は教えてくださいってくらい着るものが無いんです。
仕方ないのでTシャツ重ね着です。 でもオシャレな僕は長袖、半そで、長袖、半そでの順で重ね着です。 その上にセーターとフリースと、雨も降っていないのに合羽を上下着て、さあ出発です。 とりあえず家の近くのコンビニに入りました (上下合羽のまま)。 そしてどんな映画が公開されているのかしらと 「ピア」 をのんびり立ち読みなんてしていたら、あっという間に6時半をすぎています。 家を出て40分も経っているのにまだ200メートル位しか進んでいません。
高速道路に乗ったとたんに、これでもかってくらい雨が降ってきました。 もうそれはそれは寒くて寒くて、 「ああ、寒い雨降りの日にオートバイにずっと乗ってるとこうなるのか」 って事がわかりました。 つまり一言で言うと、 「すごく寒い」 という事です。
もうこれからは、寒そうにしている人を見たら、もうとびっきり親切にしてあげたいと思うくらい、そう、心が温かくなるくらい寒かったですが、もう今ではすっかりその寒さも忘れてしまったので、寒そうな人も見て見ぬ振りができます (最悪)。
各パーキングエリアに寄って温かいお茶 (タダのやつ) を飲みながらなんとか仙台に着いたのがお昼近くでした。 仙台駅は、雰囲気的に札幌駅に似ていました。 道が広くて、でも空が広くて、ああいう雰囲気の町が僕は好きです。
とりあえず仙台のユースホステル (宿泊施設) に電話して予約を取りました。 「相部屋でいいですか?」 と聞かれたので 「いいですよ。」 と凍えそうなのにさわやかに答えました。 「嫌です。」 とか言って断られて、雨の中外で寝るなんて言ったら大変ですし、一人部屋で料金割増です、とか言われたらもっと大変ですし。
でも、もう寒くて寒くて、 「何食べたい?」 って聞かれたら、 「うどん!」 とか言いそうな勢いだったんですけど、 前日にオカン (母上) に、 「仙台と言えば牛タンなのよ。牛タン食べなきゃだめよ。牛タン食べないとはじまらないんだから。」 みたいな事を言われたので、合羽を脱いで、一人寂しく牛タン屋探しです。 でも、あっけなく駅構内に牛タン屋はありました。 とても美味しかったですが、牛タンを頂いたからといって、なにかはじまったといった感じはしませんでした。
それからは何をするでもなく、合羽着るのも面倒なので、そのまま仙台駅周辺をうらうらしてました。 そうです、青いヘルメット持って歩いていたのが私です。 身長168cmです。
ところが予約したユースがなかなか見つからなくて、見つけたのは夕方5時すぎでした。 でもそんな事はこの際どうでもいいんです。 相部屋の住人が
アメリカ人
だったんです。 日本語ほとんど喋れません。 さあ、 (ニセ) 英検2級の出番です。 ていうか、日本に来てるんだから日本語話して頂戴よ、と少し思いましたが、 6年間も学校で英語やったんだから少しは英語喋れよ、って言われると 「はいはいそうです。そのとおりです」 としか言いようがないので頑張っちゃいました。 それなりに分かりました (彼がアメリカ人だという事とか)。 なにげに気さくで良い人だなぁと思ったんですが、いびきがすごかったです。 そりゃもう、グレイトって感じでした (ありったけの英語の知識)。
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