2月下旬のある日  


  新しいメガネをかけても気付かれなかった時ってやっぱり悲しいものですわ。 髪型を変えたのに誰も気付いてくれないの! っていう女性の気持ちがわかりますってもんです。 でもこの間髪を切った時にはすごい言われようでしたけど。 生え変わった?とか夏毛?とか。 いやー毎月こんだけ切っているんだけど生えて来るんだよなあ。 というわけで。この間どこかで見た心理テスト。 髪を切りに美容院に行って、短くされ過ぎた時どう思いますかっていう。 気にしない。鏡を見るたび思い出す。二度と行かない。はじめからこういう髪にするつもりだったと思いこむ。 僕はもちろん一番最初ので。 妥協度60パーセントですって。 んで何がわかるのかは忘れましたけども。


2月中旬のある日  


  サンボマスターに語りかけられたりな二月ももう中旬。 バスが停まる時にいうブシューーンっていうエアブレーキの音が、 なんだかバスのため息みたいで好き。 自分のため息とタイミングばっちりな時はなおさら! って、ため息つきながら歩くのはどうかと思いますけど! ジンチョウゲのつぼみが丸く膨らんできているのを見つけると、 後ろ向きな心の方向も、向きが微妙に変わるってもんです。 で。学校での先日の事件。 ゲーム好きな17歳。「ゲームばかりしているとですね、 人をゲーム感覚で殺してしまうんですよ!」なんてオトナの評論家 が言ってますけど。 先日のニュース見ましたアナタ? アメリカの戦闘ロボットのなんとかっていうやつ。 戦車のラジコンみたいなんだけど、機関銃が付いていて。 遠隔操作もできますって。実際にイラクに行っているんですって。 「キャタピラなので階段も登れますし、機関銃も伸縮自在! モニターからの映像を見ながら操作すれば、 500メートル先のコインに命中させられますよ!!」 って、まさに殺人もゲーム感覚なオトナ。 京都議定書。 20年後には白熊は絶滅の予測がたち、 ある国ではもう、実際に温暖化のために沈んでいく島々があって、 潮が上がってきて住めなくなっているんだそうですけど。 アメリカは世界の警察です! 世界の平和は私が守るのです! っていいながら。 アメリカは批准せず。 温暖化問題。 あー、そうかそうか、 最近信号待ちでため息ついているバスは、 アイドリングストップ機能がついているからか。 僕も一緒にまたため息ついてみようか。華氏911を見た後だけに。 歌声よおこれ!!とか言いたくなるよね。またベース弾こうかしら。


2月中旬のある日  


  トップページのdays をクリックしても ここに来られなくなってました。直しましたよ。ごめんなさいね。で。 例えば。自分になにか嬉しいことがあった場合に。 やっぱりお世話になった人とか自分にとって大切な人とかに真っ先に連絡するものだから。 学校の入試の合格発表なんかではほら、真っ先に親とか友達に連絡するじゃない? だから親や友達はその嬉しいニュースがいつ来るものかって、教えてくれるのを待つじゃないですか? ですが、 それがこなかった場合はやっぱりがっかりするわけで。 このがっかりは嫉妬じゃないと思いますが。 パーティーに招待されなかった魔法使いのおばあさんの気持ちとはちょっと違うと思うのですが。 今日は一日そんなニュースを待っていまして。 やっぱりこれは心が狭いのかしら?っていうわけで。 ねえ?歌でも歌ってごまかそうかしら。ねえ?


2月上旬のある日  


  最近「唇が紫になるほど寒い思いをする」とか、 「めまいがするほどお腹が減る」とか、そんな思いをしましたか?って いう問いかけがありまして。 最近ないなぁ、っていう。 でも、どっちも経験した事があるから、 それがどれほど寒いのか、どれほどの空腹かはわかるんですけども。 バイクで廃墟に行った時、あれは寒かった。カッパにあんなに大きな裂け目があるとは 知らなかったからずぶぬれで。体に新聞紙巻いてゴミ袋を服にしてその上から カッパ(破れあり)を着たけど寒かった。あと秋に仙台にバイクで行った時も寒かったなぁ。 あのね、寒いと歯がカチカチなるじゃない?あとぶるぶる震えたり。 それがあんまり寒くって、股関節が猛烈にがくがくするのよ。 ってもうそんな話しは置いといて。 空腹もツライよねぇ。ほんとに力がでないっていうアレ。 一人で仕事で車で外回りの日に財布を忘れて。 朝6時から夕方6時まで公園の水だけだったあの日はきつかった。 あー、街にはこんなにイイニオイがたちこめているのに!っていう。 で、まあこのサイトを見てくださっている方の平均年齢(勝手に推測)は そんなに低くないと思うんです。だからみんな あの寒さや空腹を経験したことがあるんじゃないかなって思うんですが、 最近の子供はどうだろうっていう話しで。 至る所にコンビニがあって、 新宿なんか雨に濡れずに寒くなく暑くなくの中でお買い物ができますし。 で、そういうツライ経験が心を豊かにしますとか、 そういう事をいいたいわけじゃないんだけど、 そういう経験を全くしたことがない人たちが大人になるっていうのは、 なんていうかやっぱり寂しい感じがするのでした。 で、思うに、日本人はわりと突拍子もない事に対応するのに慣れてないっていう。 そのヘンの差が出てくるんじゃないかなって。 いわゆる発展途上国だとか外国だとかは、 わりとおおらかっていうかルーズっていうか、 そういうところがあると思うんですけど。 その点日本は時間通りに来る電車だとか、わりと安全な感じの外食だとか、 え?みたいな事があんまり起きないと思うのです。 思いがけないことが起きてしまって「唇が紫になるほど寒い思い」をすることになって しまったりとか、あんまりないんじゃないかと。 ほら、中国旅行だと、有名な小龍包の店に入って、注文したものが出てくるわけです。 ンで、箸がないんだけど…って見まわすと、入り口に箸の山が! え?使い捨てじゃないのね…これ使えってか…とか。 そういう事がないから、不意に突拍子もない出来事が起きた時に 対処できないっていう。 去年のインドネシアの地震と津波で被害を受けた方たちの たくましさを見て感心すると同時に、やっぱりその辺がちがうんじゃないかな と思った、そんな二月の幕開けです。 海外旅行に行きたい。

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