10月下旬のある日  

  あー、10月ももうおしまいだわさ。と、北海道弁っぽく登場こみやです。 なんでも物事を「客観的に」っていうか、一歩下がって見られればいいなって。 そんな事を思ったりするセンチなお年頃なのでした。 これはきっと、秋のせいです。 しかし新宿駅の人込みっていうのは相変わらずでして、 そんなことを考えてポーっとしていようものならオジャマに なるというのでした。 しかしね。容易にイライラしない人っていうのはやっぱり 広い見方ができなきゃだめなんだろうなぁ。 なんて事を考えて見たりするのです。 で。広い見方っていうのは 人生経験からも得られるんじゃないかと。 「長く生きてきたケドモ、あんまりせかせかするもんじゃないね。」 等と年をとると考えたりするんじゃなかろうかと。 まあ例外もいますけどもね。 短気な事この上ないジイサンとか。 まあそういうのは放っておいて、 今日は気長なジイサンが主役ですのでこっちにおいで。 ってなわけですが、どうよ最近。 最近おじいサンと話しました? 話す機会あんまりないよねえ? ある人の話によりますとね、 おじいサンやおばあサンっていう人達はですね、 大抵、「智恵の実」なるものを持っているんですって。 人生経験とか。 んでね、大抵の人達はこっちからいろいろ聞き出すと、 割と簡単に「智恵の実」なるものをくれるんだそうで。 「うめぼしを漬けたんだけど、どうもうまくいかない」とか、 「飼っている金魚が病気みたい」とか、 「好きだった人に振られちゃったの」とか。 そんな感じで話しかけると、それによく効く「智恵の実」 をホイとくれたりするそうな。 そんな感じで。 この間、久々に会ったオジイサンは、 僕によく効く「智恵の実」をひとつくれたのでした。 どんな実なのかは内緒ですけども。 食べても効き目がすぐ出てこないという、 気長なおじいサンがくれた割と気長な智恵の実を、 僕も気長に齧りつつ、秋の夜長を過ごしたいなと。 そんな次第でありました。 いいなあ、秋って。


10月下旬のある日  

  関西には用事があって行ったので、 これといって観光は出来ませんでした。 強いて言えば生八橋をいただいたくらいかしら。 名神〜東名と高速道路を実家の車で、そして自分の運転でひた走り、 自宅に到着が午前一時半すぎだったのに同じ午前の7時半には 山手線で原宿渋谷の中間あたりを通っていたのでした。 関西で久しぶりに会った九州は長崎の友人夫婦に、 都会の生活に疲れたらいつでも引っ越してこいよと 言われたものの、 最近の僕はと言えば、朝の山手線のホームの様子にも すっかりなれてしまった様子なのです。 この間都庁の展望台(無料)から夜景を見たのですが、 ビルのてっぺんで光る赤い光りの群れに驚いたのでした。 東京タワーやお台場の観覧車や六本木の森ビルも見えたっけ。 まだ踏み入れたことのない九州はどんな所なのかしら。 「僕は九州に行ったことがないのですよ。」と言ったら、 それはあなた、だいぶ損をしてますよ。と別の九州在住の人に言われました。 時間がのんびり流れている場所っていうものは、 やはり惹かれるというものです。 キリングリーンラベルのCMには、 お酒を飲めない僕ですら毎度心を惹かれるってものです。 でもね、東京にもそんな場所はあるんですって。 先月、都内のあるところにぶどう狩りに行ったのですが、 そこでは幸せな時間を過ごすことができたのでした。 まだ暑くて蚊もいたけど、風は秋の風でした。 そして今月も下旬に突入しまして。 ぐーんとぐーんと空も高くなっています。 ちょっと立ち止まって伸びをするだけで、見える世界がちょっと違うんじゃないかしら。 只今そんな思いつきをしたので、明日にでも確かめてみるとします。


10月中旬のある日  

  男らしくない事この上ない東京上空168cmの管理人こみやは、 東京上空168cmを、ゆっくりゆっくり再始動したいと思っています。 過ぎ去る時間が余りに早いので、行った場所、見た風景を書きとめたいと思います。 時の早さへのせめてもの抵抗です。いさぎ悪くてごめんなさい。

  14時。仕事(2)で高円寺と大久保へ。高円寺南口のヤキトリ屋「大将」は 相変わらずいい匂いのする煙を立ち上らせていました。先月知り合いのオバチャンに おごってもらったのだった。台湾人のそのオバチャンは 「ココのヤキトリね、安くてオイシからね」と言って 流暢な日本語で注文してくれたのだった。 その前は友達のお別れ会をあそこでやったっけ。 春の、とてもいい天気の夜で、空を見上げると満月が光っていたっけ。 夏と秋、晴れと曇りの中間の今日の天気は、そんな気持ちにさせるのでした。 そういえば先週も満月で、僕はその満月を、この秋買ったばかりのお気に入りの服を着て (僕にしてはかなりの買い物でした)、 自転車をこぎながら見たのだった。「月がとってもきれいですので、仕事帰りにでも 見上げてみることをオススメしますよ。」 そんなメールをちょっぴり遠くに住む友達に 、送ってみたりしたのでした。

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