東京上空１６８cm

　

８月下旬のある日　　
　　お知らせ：
　　写真を更新しました。わりとやる気です。
　　俳句サイトここかしこも移転しました。わりとやる気です。
　　携帯電話が戻ってきました。旧型ですが新品です。
　　電話帳、やっと１５件です。

８月中旬のある日　　
　　東京都２３区内にある我が家で、フリースを着て寝た終戦記念日は初めてじゃないかと思いました。夜は涼しいを越えて寒いですね。昨日はお出かけしたんですがはっきり言って寒かったです。その少し前にもお出かけしたんですがはっきり言って寒さのあまり唇が紫になりました。じゃあ昨日のお出かけの一つ前のお出かけ（唇が紫になった方）の話でもしましょうか。そうそう、これは先月言っていた「ザ☆廃村ツアー」なんですけども。朝からザンザン雨が降っていたのですが、僕と友達（総勢２名）はわりと愚かなので出かけましたよオートバイに乗って。家を出てから５分あまりで後悔しましたよ、この服装じゃ寒すぎるって。それからさらに１０分くらいで合羽から水が染みこんできましたよ。山方面に入ってからの寒さって言ったらひどいもんでした。ずぶぬれのＴシャツの上に合羽って。あげく友達は途中でガス欠でしたがガソリンスタンドの近くだったのでセーフだったものの。全体的に見て、もはや罰ゲームの域に到達です。で。寒さはどんどんヒートアップ！って感じで。仕方ないのでコンビニによって新聞を買い、体に巻きつけ、乾いたＴシャツを上から着て、さらにゴミ袋に首や手を出す穴をあけて被ってから合羽を着るという、ファッションとかそういうレベルではない恰好で向かいましたよ廃村に。途中でオートバイを降り、けもの道のような道を徒歩で２０分ほど登りましたよ雨の中。「ヘルメットは傘差さなくていいからいいねえ！」などと言いながら。でもさすがにぬかるみを２０分以上登って、けもの道もどんどん細くなっていって、けもの道の上に木が倒れてたり蜘蛛の巣張りまくりだったりすると不安になるものです。雨だし。寒いし。木は鬱蒼と茂っているし。けもの道にはキノコ生えまくりだし。でも、突然道が開けてそこにありました、廃村が。めっさ不気味。「廃墟」っていうのはボロボロになった建物がポツンと一軒あったりですけども、「廃村」ってやつは団体ですから。朽ちかけた家がざっと２０件弱建ってまして。これは恐い。雨だし。暗いし。でもせっかく来たので家庭訪問です。一軒一軒まわりましたけども。散らかっている家の中にある新聞の日付を恐る恐る見ると「昭和３６年１０月３１日」。つまり１９６１年。そしてそのへんに転がっている年代不明の醤油のビン、コーラのビン。壁にある子供の落書き、玄関に付いている錆びついた南京錠。恐いとか、そういう感じって言うよりも、なんだか不思議な気持ちになりました。ずーっと前、ダムの底に沈んでいる村を写した写真を見たことがあったのですが、それがまたなにかの拍子に出てきたような、そんな村の中にいる感じになって。で。だんだん廃村の雰囲気にも慣れてきて、廃墟の一つにお邪魔してバーナーでお湯を沸かし、カップラーメンとコーヒーを頂きました。昭和３０年代、ここには人が住み、子供が走りまわり、犬がいたりしたのかしら。この家で誰かと誰かが喧嘩したりとかしてたのかしら。そんなことを考えていたら辺りがだんだん暗くなってきましたので。こりゃいかん！ここで一泊っていうのだけは！それだけは堪忍な！というわけで廃村を後にしたのでした。残してくるのは足跡だけ。それをモットーにしておりますので、ゴミはキチンと持ちかえりましたとも。山をずんずん下って舗装された道路に下り立った時の安心感、あれはなんだろう。

　　そういうわけで、きちんと廃村に行ってまいりました。雨の中でしたが。場所は都内の山方面です。そして帰り道、寒さが耐えられない程になった頃家に辿り着き、シャワーを浴びることができたのでした。しかし、あまりにずぶぬれになり、携帯電話がポケットの中で水没状態になりました。よってメモリ全損です。メモリは全損ですが電話自体は修理で治るとの事なので今は代替機種を使ってます。今まで番号教えてもらっていた方、もうこちらから連絡は取れませんのでさようなら。写真はできがよければアップします。なにせデジカメじゃないので現像に時間がかかるのだよ。

８月中旬のある日　　
　　「よいこらしょっ」て感じっていうか。もやもやしたような感じっていうのか。そんな感じで暑いっていや暑いんだけどもイマイチな暑さなのよ。ミュートしまくりのギターっていうか、そんな感じ。んで、ときどき思い出したような感じでちょっと晴れてみるんだけど夕方には雨を降らせちゃうっていう。そんな夏。セミもよいこらしょって感じであんまりハツラツな感じじゃなくて。僕はまだ今年になってクーラーのスイッチ入れてないぜ。っていう。今晩は電話しながら傘差しながら犬連れながら散歩するっていう脳みそいっぱいいっぱいな夜でしたが。雨まで降ってもうすっかり涼しくて。一つ遠くの公園に行ったらオシロイ花が咲いていて。今年初、オシロイ花の匂い嗅いだらなんだか切なくなってきました。家に帰って紅茶（すごくいいにおいなんだぜ）を淹れて、「clammbon」の「Re-clammbon」聞いたらなんだかもう少し切なくなってきました。なんだこれは。年か。

　　あ、あと同潤会アパートの写真を今頃スキャンしてアップしましたのでもしお時間ありましたら上の「pict」から見てみてください。撮ったのは冬でした。あー、でもあそこもすっかり無くなってしまったし。今日荻窪に行ったら杉並公会堂も壊してましたよ。歩道橋に登ると壊している様子を見ることができます。あそこに行くと思い出す人（故人）がいたんですけど、杉公も壊しちゃって。切ない。なんだこれは。これもひょっとしてあれか。年か。

８月上旬のある日　　
　　さあさあ、８月ですよ！と無理やりテンション上げてみました。今一番読みたい本は「１５少年漂流記」です。なんて。小学校の夏休みを思い出させる本を言ってみました。デジカメなんてもうどうでもいいから、かき氷ゴリゴリするやつを買おうかしら。なんて、夏を演出する道具を無理やり登場させてみました。だってスーパーの野菜売り場、きのこがけっこう安かったりしてるんですけど。きのこって秋だよね？あれ、きのこって菌類だから梅雨だっけ？なんて一瞬思っちまいますよ、思っちまいましたよ。今日は夕食にきのこたっぷりの厚揚げの煮浸しを作りましたよ、作っちまいましたよ。なんせ今日会社から帰って来たのは午後４時ですから。小学校４年生の帰宅時間とほぼ同じですから。というわけで。サイトアドレスを引っ越したりしましたけれども、このヌカミソ臭いテキストサイト、東京上空１６８ｃｍをどうぞよろしくお願い致します。

　　さてさて。高い所に上がった時、耳が変になる事があるじゃないですか。あれって何て言うんでしょうかね。このあいだエレベーターで小さい子供が、「あ、お母さん！耳が凹んだ！」って言ってたんですが。なかなかうまい事言うなあと思ったんですが。

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