6月下旬のある日  

  例えば、本棚の後ろに落っこちてしまった本。 隙間から見えたりするんですよ。 そして記憶の中では、その本はすごく面白くて。 あらすじはわかっているけど、細かいところは忘れてて。 もうイッペン読みたいなあ、と思っているわけですよ。 で、模様替えなんかして本棚を動かして、ついにその本との感動の再会! を果たしたりなんかして。 で、模様替えも途中にその本を読み返してみると、あんまり面白くないっていう。

  机の上にいつもあって、現像しなくてはなあ と思っていたフィルムを、ついに現像したのですが、 記憶の中ではいい写真もあったはずなんですが、現像してびっくり。 その一部。 感動の再会!のはずが。期待ハズレっていうか。 それより撮った覚えがあんまりないですし。 それよりか上の例え?ですか?これ、余計にわかりにくいですし。



6月中旬のある日  

  梅雨!まっさかり!ですね、まっさかり!とかいいませんか? 夏だったら言うでしょう?夏まっさかり、とか。 あ、言いませんか?ああそうですか。 でもわたしは梅雨まっさかりといいますけど、言い張りますけど。 あんまりにもまっさかりなんで季節ものの買い物をしました。 いえ、傘じゃなく。今の使っている傘はビニール傘です。 落ちてくる雨が見えますから。 傘に雨粒があたる音はイマイチですけど。

  さてさて。 買ったのはこのカラシ色の 皮のブックカバー。 雨の日の本のニオイが好きですから。 梅雨まっさかり時期ってやつは、 ぱらぱらめくる紙の匂いや音が違います。 湿っぽい紙の。 ゆっくりな音が。 このカバーってやつは、 文庫本がピッタリなサイズで。 もうカバーじゃなくてカヴァーと呼んでやりたい気分です。 手触りがまた気持ちよくて。 いえいえ、知ってますよ、 家で読むんだから、そんなカヴァー、つけなくていいもいいんじゃないか、って事。





6月中旬のある日  

  吉祥寺は好きな街。 ハンツキにイッペンは歩く街。 井の頭公園は好きな公園。 ヒトツキにイッペンは歩く公園。 井の頭公園の池は好きな池。 橋が2つくらい架かっていて。 そこから、ボートやら水鳥やら鯉やら亀やらを眺める。 その橋は、フタツキにイッペンは渡る橋。

  吉祥寺をうろうろ歩いていたら、 ずいぶん前から探していた喫茶店を偶然見つけた。 でもサイフからはお金が見つからなくて、 入り口付近を何度か往復してから(なにかのおまじないみたいだ) 、入るのをあきらめて少し歩いた。 今度は入ってみよう。 茶色い便箋持って入ってみよう。 あなたに手紙を書いてもいいですか?





6月中旬のある日  

  だんだんサッカーにのめり込んできた会社の人は、 いささかサッカーにも飽きてきた私に、スターウォーズエピソードUの 試写会のチケットをくれました。 なんだか日本戦とかぶってたらしく。 会場は飲食禁止ということで、 チョコレートもポップコーンもいただくことはできませんでした。 早めに会場に行った時間は、サッカーの日本代表ユニフォームを着た 人達を見ることに充てられました。 試写会の会場のそばには、試合の中継を見る場所もあったみたいです。 青い服を着た人達は、チョコレートやポップコーンをそれはそれは食べていましたけれど。 ビールまで飲んでいましたけど。

  さてさて、春のアンチクショウも遠慮がないですけれども、 夏のコンチクショウも遠慮無くやってきますよ。 でも私は春のアンチクショウより夏のコンチクショウの方が 圧倒的に好きなのですけれども。





6月上旬のある日  

  ワールドカップ観てます。どこを応援するでもなく。 会社では 「今日の試合はフランスとどこだっけ?」 「あー、どうでしょうね、たぶん鹿島アントラーズですよ」 なんてものすごくいい加減な会話したりしてますが観てます。 フランスのゴールキーパーは、ホンダで作ったロボットの、 なんでしたっけ、アジモ?でしたっけ?あれに似ていると思います。 うんうん、みんな思ってるはず。 小さくてまるっこくて。 これってウチのテレビが小さいだけですか? いやいや、みんな思ってるはず。

  夏の(もう暑いので夏と言ってしまいます、言い切ります) 夕方6時ごろってやつは、冬の夕方4時半ごろみたいなので好きです。 つまりは冬の4時半の方が好きだってこと。



6月上旬のある日  

 Fatboyslimのライブは、例えればインスタントヤキソバみたいな感じ。 長ネギくらいは刻みますけど。 このカップの使い道は無いのかしらと食べるたびに思いますけど。 そうそう滅多に食べませんけれども。

 つじあやののライブは、ご飯と焼き魚な感じ。 残った骨は犬やネコにあげますし。 皿洗いは大好きですから。この違い、わかる?




6月上旬のある日   Fatboy Slim

  6月最初の夜は、大きな音とハイネケンビールと一緒に 7月の方向へ流れて行ってしまいました どんぶらこ。 しかしまあ、流れて行ったはずの大きな音は まだ耳の中に残っているみたいで ヘンな感じです。 耳の穴が小さくなったみたいな感じで。

   外に出ると夕日みたいな朝日がニセモノみたいにぶらさがってまして、 (好きな鳥ナンバーワンである)スズメがさえずってました。 いささか出来すぎな朝です。 うん、やっぱり朝ってヤツは爆音でなくて、こうでないと。 少しの風と。 これって贅沢?



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